Category Archives: ひとりごと

登山道状況&残雪状況

2018/07/04

今日の薬師は台風7号の影響を受け、朝方から暴風が吹き荒れ、夕方頃ようやく風は治まり、強い雨に変わりました。

 

強風で吹き飛ばされた貯水タンクの水も、又すぐ元通りの満タン状態に成りました。

 

昨日の荷上げ作業が終わり、今朝一番に上がって来た二代目息子は、強風で飛ばされそうになったと言いながらも、折立から、約3時間半程で小屋入りしました。

さすが我が息子と感心するも、無茶して怪我や事故などに遭ったらどうする、と心配の方が大です。

 

他人事では有りません。

山の上の稜線では、信じられない位の暴風が吹きます。

くれぐれも、強風を甘く見ないで、慎重に行動しましょう。

 

と言う訳で、息子が上山して来ました。

登山道の残雪状況ですが、雪はほとんど無いと言う事です。

ましてや、今日一日の風と、雨で、更に消えてる事と思います。

 

お問い合わせの多い、アイゼンの有無ですが、薬師岳オンリー登山には、アイゼンは不要です。

 

ただ、薬師岳を拠点に縦走を計画なさってる方は、縦走路の途中の小屋に、残雪状況をお問い合わせ下さい。

 

どうぞ、油断せず、安全で安心の登山を楽しんで下さい。

今季初荷上げ

2018/07/03

好天が続き、昨日、今日とヘリに寄る荷上げが滞りなく終了しました。

今回は大型のへりが起用され、モッコ二つを一気に運んで来る姿は頼もしい限りです。

 

モッコを解き、物資を小屋の中に運び入れ、それぞれの場所に収めるのが小屋で荷を受ける者達の仕事。

小屋の中は、クチャクチャ。何から手を付けて良いやら。

無事フライト終了を喜んだ矢先に大仕事が待っているんです。

 

しかしながら、この無事届いた物資の荷造りと、モッコ作りをして下さった、業者さん達やへりの整備士さんの御苦労は如何ばかりと察しております。

日陰の無いヘリポートでの作業は暑くて大変だったと思います。

そして、それを無事に運んで下さったパイロットさん。

皆さん、本当に有難うございました。

 

毎年思います。”初荷上げの日から本格的な山シーズンが始まったなぁ” って。

 

窓に顔をくっつけて、づ〜っと見惚れてました。

有視界飛行さながらに、小屋に向かって直進して来るこの”勇姿”
たまりませんねー❣

 

太っちょピューマ

メタボのお腹だけど、百人力のピューマ。

 

すごい、この技術。ピタッ‼

腕のいいパイロットさん。夫の誘導にピタっと合わせて下さいました。
「よっ、日本一!」

 

今日一日、小屋のスタッフの会話

「いやー、飛んでいかったのー  」

「荷上げ終わって、いかったちゃ」

 

 

 

 

 

 

 

北アの王者 夕焼ピンク

2018/07/01

夕食後に、夕日と夕焼けと、ピンクの槍、穂で、カメララッシュでした。

ラッシュなんて、まるで超満員みたいに聞こえますが、違います。まばらのお客さんほぼ全員って意味です。

 

昨日の夜景につぎ、きれいな夕焼けでした。

槍、穂高連峰も、薄ピンクに焼け、お客さんは富山湾を見たり、槍を見たりと、せわしく向きを変える一コマでした。

 

何をしても絵になる、北アの王者。さすが!

営業開始日 賑わいました。

2018/06/30

どうしたものかと朝から気がもめるスッキリしない天気も、午後から次第に回復し、夜には見事な夜景が広がりました。

まさしく百万ドルの夜景です。

 

富山湾のカーブがスッキリ、はっきり。

「あれが氷見、七尾?  じゃあ、あっちの方は、生地の灯台け?」

 

営業初日は、思い掛けず、夜にグランドビューのおもてなしが有りました。

 

一年振りに聞く食堂からのお客さん達の賑わう声。

心地いいものです。

たくさん来て頂き有難うございました。

 

おもてなしの、グランドビューin夜の部

ホントは、すごいんです。湾の端から端までクリアーです。
こんなの、滅多にありやせんです‼

前線通過中の強風薬師

2018/06/29

昨日は大雨で今日は朝から強風の薬師です。

 

先日から、我が山荘を拠点に薬師岳周辺の雷鳥調査が行われています。

連日の悪天候のため、外での調査が思うようにはかどらず、研究員の皆さんは、さぞかし歯痒い思いをなさってる事でしょう。

 

ガスがかかって視界の効かない、どちらかと言うと悪天候に姿を現わす事が多いのですが、さすがにこんな強風では姿、形は確認出来ません。

 

今はメスが抱卵している時期だそうで、姿を見せるのは大抵オスだとか。奥さんと卵をしっかり守るため、周囲を警戒する凛々しい姿はオスならでわのカッコ良さですね😍

 

雷鳥の数が増える事があっても減る事の無い様、私達も大事に見守って行かねばなりません。

 

雷鳥の立場ばかり言ってられません。

この嵐、なんとか早く収まって欲しい。

 

時折、富山平野がクリアーに見えます。

 

きっと雷鳥も、波打つハイマツの中で、チーンと嵐が収まるのを待ってるんでしょうね。