Category Archives: ひとりごと

待ち望んだ雨上がり

2018/09/17

とうとう連休の最終日となりました。

連休の賑わいも無く、静かな薬師岳でした。

 

今日の夕刻、少し前まで降っていた雨が突然止み、何日も目にしなかった槍の穂先が見え始め、夕陽に染まった峰々が姿を現してきました。

山の天気は、わかりませんね。

「悪天山行の最終日に、こんな素敵なご褒美が待っていたなんて、あー、来て良かった。」

めでたしめでたし(^_^)

 

慌てて外に出る人。ごはんを食べながら見てる人。

撮影の為、急いで薬師に登り始める人。

突然のご褒美に、皆さん大慌て。

映画のワンシーンみたいな、神々しい光。
雨雲を突き破ったかのごとく、力強い光
明日からも、その調子で、たのんます!

 

久々に笑い声が聞けました。

2018/09/15

小屋の中で賑やかな笑い声が響いたのは、何日ぶりでしょうか。晴れれば外のベンチでワイワイガヤガヤでしょうが、お察しの通り、雨の一日となり、お客さんは皆小屋ごもり状態となりました。

 

食堂、談話室、即席自炊場などから、賑やかな会話と笑い声が、小さい小屋内に響いてました。

 

悪天候予報でキャンセルが相次いだものの、雨風の中、登って来られた方々の頑張りに、敬服いたします。

 

ほとんどのお客さんは、”濡れたついで、薬師岳に登って来ます”  って、薬師をピストン。またまた、 敬服。

 

毎日の悪天候を愚痴ってばかりいる自分が、何だか恥ずかしくなって来ました。

 

お客さんの笑顔と笑い声が私たちスタッフに力を与えてくれます。

みなさん、お越し頂き、有難うございました。

明日、少しでも雲の切れ間が有るといいですね。

タルチョに願いを込めて

2018/09/13

何て言っていいやら。

「秋色になってます・・」は、ちと早いし、「連休は良い天気ですよ・・」でも無いし、でも来て欲しいし・・

自信持ってお誘いする言葉が思い付きません。

 

小屋主も登山者も待ちに待った連休は、期待していた晴れマークが付いていません。

 

雨上がりに広がる、色付き始めた山並みを、真っ青な秋晴れの下、一枚羽織りたくなる様な冷んやりとした風を感じながら、初秋の薬師岳登山を楽しんで欲しいと、切に願っております。

しかし、あまり無理も言えませんよね。

 

身体を冷やさない様に、羽織りもので調節しましょう。

暖かい飲み物の携帯をオススメ。

 

先月の水不足の時にタルチョを張り、2日後に水満タン。

今日は、新しくタルチョを張り替えて、晴れ乞い!

「どうか、晴れておくれ」

 

今度の願いは、”晴れ” です。雨はもう要りませんです。

 

 

晴れ間を利用して登山道整備と修繕

崩れた道をきれいにならし、安全な道に修繕。「コレデ、アンシン。」

 

お疲れ様。有難うね。

「ナンカ、ハラヘッタネ」
「オヤツ、モッテイケバ ヨカッタネ」

 

雨に晒され、待ち続ける下げ荷モッコ

雨続きで、延び延びになってるへり。
いつの間にか、ウラシマツツジが真っ赤に。

 

 

 

 

雷鳥にブロッケンに夕陽

2018/09/10

降り続いてた大雨が一段落したのが、今日の夕方。

ガスの隙間から青空も見え始め、嬉しくて外に出てみると、雷鳥親子が5〜6羽餌をついばんでいました。

 

しばらくして、パッと空が明るくなり、落日間近い真っ赤な夕日が、ブロッケンを出していました。

 

唯一のお客さんとスタッフの歓声が、細々と東南稜線に響きました。

 

雨上がりの限定ビューを楽しませて貰いましたとさ。

めでたしめでたし❣️

 

気温: 朝晩8〜9度  半袖ダメ、長袖必要!

 

雷鳥の足の羽毛が露で湿ってる

母も子供たちも、霧雨に濡れて寒そう。

 

太すぎて、色出しに時間が掛かり過ぎの虹

ブロッケンが出たのに、小屋から出たのは、3人だけ。さみしい観客席

 

「コレ、ナンニミエル?」って。
「フォックス?」
「イエス!」
素晴らしいアイデア

又もや週末空振り

2018/09/08

3週続けての週末悪天。

台風一過の秋晴れとは程遠く秋雨前線の”手痛い”  ”停滞”

お客さんのいない小屋はスタッフ全員余裕有り過ぎ。

駄洒落の一つや二つ、朝めし前。

 

8月の初め迄の渇水期はなんだったんですかね。

あの分の雨を、今まとめて落としてるんですかね。

それにしてもバランスっちゅうもんが有るでしょうに。

 

猛烈台風21号の多大な被害に驚く間も無く、北海道の甚大なる被害を出した大地震の驚異。

 

それぞれで被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

被害に遭われた方々の苦しみ、悲しみを思えば、私どもの、悪天候の悩みなど、取るに足りない小さな事です。

 

平穏で安心して過ごせる日が1日も早く訪れるよう、復旧復興

を祈っております。