Category Archives: ひとりごと

絶え間のない雨雲

2020/07/12

何も見えないし、お客さんもいないし、書く事も、お見せする写真も有りません。

 

小屋の鍵閉めて下りて、暫く自宅で待機しようかと思うくらい降り続く雨。

ダラダラと一日を過ごすあいだ、ろくな事を考えない私です。

 

それでも2人、3人と雨の中来て下さるお客さんの事を思うと、自分勝手な考えはバチ当たりです。

 

いつかは晴れる事を信じ、小屋番の使命を果たすのみです。

 

それでも、ザーッて音を聞くたびにに心が折れそうに成る弱い私です。

 

天気: 雨  気温: 9度  北の風やや強し

コロナに負けない強い心と身体でレッツゴー!

2020/07/10

今日も朝から雨です。

昨夕の見事な夕日と眺望は、いっ時の気休めでしか有りませんでした。

 

コロナの感染者数が増え続ける東京は、一日当たりの感染者数が200人以上と、2日連続報じられてます。

 

小屋の予約で東京近辺にお住まいの方達も多数いらっしゃいます。そんな中、

「他の人に迷惑をかけるかも知れないのでキャンセルします」とか、「東京に住んでるし、増え続けてるし、山はあきらめます」など、残念な電話を頂く事があります。

 

小屋としては、どこにお住まいだろうが関係無く、好きな山を歩きたい方達の御予約をお受けしております。

 

皆様方も、コロナに負けない強い身体で有れば、どこに住んで居ようが遠慮する事なく、どうぞ自信を持って、登山して下さい。

決して諦める事無く、充分な健康管理のもと、楽しみにしていた今年の山歩きを実現させましょう。

 

私どもも、出来る限りのコロナ対策をして、皆さんをお待ちしています。

 

悪天候は仕方がないにしても、コロナのせいで、お客さんの残念、無念さが伝わって来るキャンセルの電話ほど、わびしい事は無いです。

 

それにしてもこの雨、いつになったら止むんでしょうね。空の天井が抜けた見たいな雨の降りよう☔️

勘弁してちょうだい。

 

 

豪雨も洪水も何にも無かった様に穏やかで静かな光景。街の灯が一つ、一つ、つき始める富山平野。

見慣れた光景なのに、思わず出た感嘆符「わッ❗️えッ❗️ すごッ❗️」

 

なのに朝起きたら、また雨がザーッ・・・

 

 

 

ヌッと現れる小屋

2020/07/09

風雨に喘ぎながら上り着いた先に、ガスの中からいきなりヌッと現れる小屋が、我が薬師岳山荘です。

 

梅雨真っ只中の不安定な天気の中を、眺望も効かず、雨露の重たさにうな垂れる哀れな花たちを見、歩いても歩いても目的地の小屋が見えないなんて心が折れそうになりますよね。

 

そんな時、突然目の前にヌボーッと小屋が見えたら安堵の吐息が思わず出ませんか、「あぁー」とか「ふぅー」とか・・

 

30数年小屋をやってる私は今でも「ふぅー」です。

目の前に現れた小屋を見てその日の達成感に浸ります。

 

先には見えず、いきなり”ヌッ”の我が小屋がすきです。

 

嬉しい瞬間😂

だいたいの人が、「わッこやだ!」もしくは「あー着いた!」って、思わず声が出る所っす👏

 

靴が乾き切らない内に三度目のボッカ。有難うね。

父が「おッ、ご苦労さん。もう、慣れたろがい⁉️」って言うと、息子「もう、イヤちゃよ!」だって。さもありなん。

 

林道OK   登山道不備無し

気温: 日中9度 ガス時々晴れ時々小雨の繰り返し

南風やや強し

 

*  薬師岳山荘はネット上での御予約は受けておりません。電話のみの対応としております。

 

御予約、予約変更、又はキャンセル等は、必ずお電話下さい。

 

大雨一段落 林道OK

2020/07/08

大雨の被害が各地に広がり、心痛むニュースが一日中流れてました。

 

山の上も止み間の無い雨に見舞われていましたが、午後から前線が少し南下したお陰で、雲の切れ間からブルーの帯が見えました。久しぶりに見る空の色です。

有峰林道は午後4時過ぎに開通し、通常に戻りました。

 

土砂崩れや、登山道の不具合は有りません。

 

ただ、この前線が又北上して来て活発な動きになるかもしれないと、気象庁が予測してます。

少しの晴れ間を有効に使い、明日は外仕事に精が出る事でしょう。

 

束の間の眺望にホッと一息

灰色の厚い雲が取れれば梅雨明けですが、そうは問屋が下ろしません。

頼りになる若い世代の力

2020/07/07

降り止まぬ雨の為、とうとう林道が通行止めになり、登山者は足止めを被ってます。

 

規定雨量計に寄る通行止めで、土砂崩れ等の被害は出て無いようです。

雨が上がれば通常通り、通行可能となるはずです。

早く前線が動いて止み間が出てくれたらと願わずにはいられません。

 

ヘリの物輸もままならず、食材も乏しくなる一方で、頼りになるのは、これから小屋を担って行く若い世代の力です。

「ボッカ」「歩荷」・・字の如く、荷を背中に背負って歩いて小屋まで運ぶ。

雨風のなか、30〜40㌔を担ぎ上げて小屋まで歩くとは、並大抵な事じゃ有りません。

本当に有り難く、頭が下がります。

 

口ばかりの年老いた父、母に代わり、有言実行の我が小屋の二代目、息子のボッカを見て、頼もしく力強く感じられる瞬間です。