Category Archives: ひとりごと

新スタッフ勢揃い

2013/06/29

今朝の薬師岳は眩しい朝日で迎えました。

 

今季の山荘スタッフがほぼ揃い、お客さんを迎える準備を着々と進めています。

 

小屋の中の仕事は勿論、外回りの片付け、飲料水タンクの水送り、平地では考えられない様な非日常的な仕事を、1つづつ覚えて行きます。

 

逃げ場の無い行き当たりばったりの狭い小屋で、これからの長期間、宜しくお願い致します・・って気持ちです。

 

身体に気を付けて、シーズンを無事乗り切りましょう。

 

 

山の名前を覚えるのも仕事の内

「マスター、あれは何ですか?」   「あれは、〇〇で、となりが、△△で・・」と、マスター得意気(^_^)v

 

 

地元の民放テレビ局が薬師岳取材登山

「7月の一週目に放映予定です。見てね」と、ニュースキャスターのおねーちゃん。

 

薬師岳からの眺めはどうでしたか?

7月初めの放映が楽しみですね。

今シーズン営業開始!

2013/06/28

お待たせ致しました。薬師岳山荘は、昨日6月27日(木)に、開山祭以来、再度小屋を開け、今シーズンの本営業を開始致しました。

 

【折立登山口からの登山道状況】

 

折立~三角点・・・残雪無し

 

三角点~太郎平小屋・・・五光岩付近及び太郎小屋手前に残雪有り

 

薬師峠~薬師平・・・残雪多し(急登の為、アイゼン装着が安

心) 薬師平のケルンが出てます。

 

薬師平~山荘手前の稜線・・・ほとんど雪渓上を歩く。上部は夏道、可。

 

 

アイゼンが効きました

キャンプ場からの登り。薬師峠は殆ど残雪の急登。アイゼンが役立ちました。

 

 

薬師峠を登り切ったら・・ ロープを辿って、ケルンの在る薬師平へ。

薬師平への入り口までロープ伝いに歩く。

 

 

すっかり融けて、ケルンの姿有り。

ケルンが在って、ベンチが在って、あと、木道が出て来たら、全てOKね!

 

 

この日最後の御褒美が、このきれいな夕日

このきれいな夕日が、一日の疲れを癒してくれました。 ホッ(^.^)

 

 

雪渓がまだ多く残っています。

特に薬師峠の急登の残雪は、つま先でしっかりステップを切って、登りましょう。

アイゼンをお持ちの方は、装着をお勧めします。

日中は雪質が柔らかくなっていて、所どころ抜けたりします。

かかとで、蹴りを入れたりして、安全を確かめながら踏み込みましょう。

 

 

雪渓を、喘ぎながら登り詰めた所に、必ず絶景が待っています。

 

高山ならではの、遅咲きのミズバショウ

 

 

 

お酒が好評 「こりゃうまい!」

2013/06/24

今年の山開きで意外と人気の有った商品が「薬師岳」の酒です。

重いビンにもかかわらず、お土産として買い求めるお客さんの姿が、ちらほら見受けられました。

 

酒が飲めなくて、酒の味も分からない私が言うのも、大変おこがましいのですが、小屋のオリジナル酒、「薬師岳」が今年は特に美味しい。

 

先だって行われた薬師岳開山祭初日、当山荘での夕御飯に、振る舞い酒でお客さんを、おもてなし致しました。

これが、何を隠そう、私の夫がオフシーズンに働いていた酒蔵で作られたもので、金賞に選ばれた美味しいお酒です。

 

男性ばかりでは無く、女性の方にも人気で、冷やしてワイン感覚で、気楽にお飲み頂いてました。

 

高山高所のため、疲れた体には平地より早く酔いが回ります。

量を加減して、登頂記念の祝杯を、どうぞこの美味しいお酒で山友達みんなと、「乾杯!」 なんてどうでしょうか (^_^)v

 

 

のんべぇだけが分かるこの酒の美味しさ!(^^)!  (私にはさっぱり分かりませんが・・) 

 

気に成る方、どうぞ一度、御賞味下さい。

(酒も飲めない癖に、宣伝してスミマセン)

 

営業報道部遠慮がち主任兼、女将

小屋開け裏話

2013/06/16

 

小屋を開けた際に判明するのが、前年度の小屋閉め作業が、成功か失敗かです。

 

今年の小屋開けで一番ショックだったのは、厨房勝手口の外サッシを閉め忘れた為、防雪枠と、内窓サッシを突き破り、勝手口付近に氷山の塊りがドーンと居座っていた事でした。

 

昨年の小屋閉め失敗第一号です (>_<)

失敗は、後にも先にも無く、この一号が、大失敗の大元締めと成り、厨房内の除雪から、乾燥まで丸三日も掛かりました。

 

小屋を開けてから、晴天の日が続いた事が、せめてもの救いでした。

 

 

 

小屋内の除雪何てやった事無いっちゃ!

ちょっとした油断が、こんな大ごとに成るんです、山は。

たぶん、2メートル以上の雪が積もってたと思われる。食器棚の上に載せてあったものが全て雪に埋まってました。恐ろしや・・

 

 

毎年、はげてるし・・

厳冬期の氷の粒で、外壁を削って行く。大変だけど、毎年塗装を描けねば・・(-_-;)

 

 

と言う事で、手分けして、きれいな姿に戻しましょう。

ここは俺がやるよ。

 

 

では、ここは・・?

「私にお任せください。ペンキ屋さんに成ろうかな・・」って、冗談ですよ、冗談!

 

 

おかげさまで、三日目には見違えるくらい綺麗に成って・・

ほぼ元通りの綺麗な姿にして貰いました。青空に映えていい小屋です。やっぱ、イイね!

 

順調に行った陰には、お陰様の陰がいっぱい潜んでいたんです。

皆さんのお力添えを無駄にする事無く、今期も奮起で、頑張ります。

 

有難う御座いました。

薬師岳登山 道中記

2013/06/12

小屋を仮閉めして下山する途中に、いろんな、発見が有りました。

 

まず、薬師平のケルンの頭です。先日まで埋もれていたケルンですが、少しづつ雪が解け始め、薬師平の中央辺りに”ツクン”と小さいとんがり帽子みたいな石が出ていました。

 

 

槍の穂先とケルンの頭。尖ってる方は、” さぁ、DOCH ”

「おかぁん、これケルンの頭じゃないけ・・?」と、さすが二代目、若が見つけました (@_@)

と言う事は、この下にまだ2メートル以上、雪が積もってるっちゅう事?

 

 

 

ステップが切って有り、歩き安いです。急登には違い有りませんが・・(^_^;)

下に薬師峠のキャンプ場がと、トイレが見えています。ここを下りて行くと、キャンプ場の管理棟横に辿り着きます。

アイゼンを装着した方が、安心ですね。

 

 

管理棟前に着いた私。尻餅を2~3回付きながらも、やっとこさっとこ無事到着 (-_-;)

雪渓が残っている間は、このルートです。

 

雪渓を歩くのは、得て、不得手があります。

私は、後者の不得手の方です。上りはすぐバテるし、下りは、滑ってすぐ転ぶし・・

やっぱり、岩や石をしっかり掴み、踏ん張りを効かせて一歩づつ登リ切る夏道が好きです。

♪なぁーつよ来い、はーやく来い!♪ って、まだ梅雨にも入って無いのに、気の早い (*^^)v

 

それにしても、雨が降りません。梅雨入りもしてません。どうなってるん?

 

 

開山祭後、薬師岳山荘は仮閉めして来ました。

今月下旬の6月27日(木)より、本営業致します。

お問い合わせは、下記の所までお願い致します。

 

℡ 090-8263-2523(小屋直通)

 

℡ 076-451-9222

(自宅の電話は、シーズン中は小屋に転送しています)

 

※ シーズン中のファックスは受信できません。