好天が続き、昨日、今日とヘリに寄る荷上げが滞りなく終了しました。
今回は大型のへりが起用され、モッコ二つを一気に運んで来る姿は頼もしい限りです。
モッコを解き、物資を小屋の中に運び入れ、それぞれの場所に収めるのが小屋で荷を受ける者達の仕事。
小屋の中は、クチャクチャ。何から手を付けて良いやら。
無事フライト終了を喜んだ矢先に大仕事が待っているんです。
しかしながら、この無事届いた物資の荷造りと、モッコ作りをして下さった、業者さん達やへりの整備士さんの御苦労は如何ばかりと察しております。
日陰の無いヘリポートでの作業は暑くて大変だったと思います。
そして、それを無事に運んで下さったパイロットさん。
皆さん、本当に有難うございました。
毎年思います。”初荷上げの日から本格的な山シーズンが始まったなぁ” って。
窓に顔をくっつけて、づ〜っと見惚れてました。
太っちょピューマ
すごい、この技術。ピタッ‼
今日一日、小屋のスタッフの会話
「いやー、飛んでいかったのー 」
「荷上げ終わって、いかったちゃ」
昨日は大雨で今日は朝から強風の薬師です。
先日から、我が山荘を拠点に薬師岳周辺の雷鳥調査が行われています。
連日の悪天候のため、外での調査が思うようにはかどらず、研究員の皆さんは、さぞかし歯痒い思いをなさってる事でしょう。
ガスがかかって視界の効かない、どちらかと言うと悪天候に姿を現わす事が多いのですが、さすがにこんな強風では姿、形は確認出来ません。
今はメスが抱卵している時期だそうで、姿を見せるのは大抵オスだとか。奥さんと卵をしっかり守るため、周囲を警戒する凛々しい姿はオスならでわのカッコ良さですね😍
雷鳥の数が増える事があっても減る事の無い様、私達も大事に見守って行かねばなりません。
雷鳥の立場ばかり言ってられません。
この嵐、なんとか早く収まって欲しい。
きっと雷鳥も、波打つハイマツの中で、チーンと嵐が収まるのを待ってるんでしょうね。
本格営業を目前に控えて、天水が命の我が山荘に恵みの雨が降り、水瓶がほぼ満タンになりました。
これで生活用水は一安心ですが、その水を小屋内に送るメインのポンプが故障して、スムーズな水作業が出来ません。
昨年の小屋閉めでポンプ内部の水抜きが不十分だったらしく、越冬中の厳しい氷点下の気温にやられました。
昨年の冬は特に気温が低かったのか、いつもの保管では、耐えれなかったのか、氷点下の気温が想像だに出来ません。
雪が少なくて良かっただけでは済まされませんです。
あらためて自然の厳しさを思い知らされました。
これを教訓に、念には念を入れて万全な越冬対策で小屋を閉めないと行けません。
小屋開けしたばかりなのに、小屋閉めの話なんて。
ちと心が折れそうです。
機械は即、修理したり、買い替えたり出来ます。
でも、身体が傷んだら、なかなか元に戻りません。
だから、からだを第一に、大事に、明日も頑張りましょう。