小屋の中で賑やかな笑い声が響いたのは、何日ぶりでしょうか。晴れれば外のベンチでワイワイガヤガヤでしょうが、お察しの通り、雨の一日となり、お客さんは皆小屋ごもり状態となりました。
食堂、談話室、即席自炊場などから、賑やかな会話と笑い声が、小さい小屋内に響いてました。
悪天候予報でキャンセルが相次いだものの、雨風の中、登って来られた方々の頑張りに、敬服いたします。
ほとんどのお客さんは、”濡れたついで、薬師岳に登って来ます” って、薬師をピストン。またまた、 敬服。
毎日の悪天候を愚痴ってばかりいる自分が、何だか恥ずかしくなって来ました。
お客さんの笑顔と笑い声が私たちスタッフに力を与えてくれます。
みなさん、お越し頂き、有難うございました。
明日、少しでも雲の切れ間が有るといいですね。
何て言っていいやら。
「秋色になってます・・」は、ちと早いし、「連休は良い天気ですよ・・」でも無いし、でも来て欲しいし・・
自信持ってお誘いする言葉が思い付きません。
小屋主も登山者も待ちに待った連休は、期待していた晴れマークが付いていません。
雨上がりに広がる、色付き始めた山並みを、真っ青な秋晴れの下、一枚羽織りたくなる様な冷んやりとした風を感じながら、初秋の薬師岳登山を楽しんで欲しいと、切に願っております。
しかし、あまり無理も言えませんよね。
身体を冷やさない様に、羽織りもので調節しましょう。
暖かい飲み物の携帯をオススメ。
先月の水不足の時にタルチョを張り、2日後に水満タン。
今日は、新しくタルチョを張り替えて、晴れ乞い!
「どうか、晴れておくれ」
晴れ間を利用して登山道整備と修繕
お疲れ様。有難うね。
雨に晒され、待ち続ける下げ荷モッコ
降り続いてた大雨が一段落したのが、今日の夕方。
ガスの隙間から青空も見え始め、嬉しくて外に出てみると、雷鳥親子が5〜6羽餌をついばんでいました。
しばらくして、パッと空が明るくなり、落日間近い真っ赤な夕日が、ブロッケンを出していました。
唯一のお客さんとスタッフの歓声が、細々と東南稜線に響きました。
雨上がりの限定ビューを楽しませて貰いましたとさ。
めでたしめでたし❣️
気温: 朝晩8〜9度 半袖ダメ、長袖必要!
雷鳥の足の羽毛が露で湿ってる
太すぎて、色出しに時間が掛かり過ぎの虹
3週続けての週末悪天。
台風一過の秋晴れとは程遠く秋雨前線の”手痛い” ”停滞”
お客さんのいない小屋はスタッフ全員余裕有り過ぎ。
駄洒落の一つや二つ、朝めし前。
8月の初め迄の渇水期はなんだったんですかね。
あの分の雨を、今まとめて落としてるんですかね。
それにしてもバランスっちゅうもんが有るでしょうに。
猛烈台風21号の多大な被害に驚く間も無く、北海道の甚大なる被害を出した大地震の驚異。
それぞれで被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被害に遭われた方々の苦しみ、悲しみを思えば、私どもの、悪天候の悩みなど、取るに足りない小さな事です。
平穏で安心して過ごせる日が1日も早く訪れるよう、復旧復興
を祈っております。