小屋開け作業は順調な内に終わり、天水が命の我が山荘は、恵みの雨を待つばかりとなりました。
昨夜から降り始めた雨が、今日は大雨となり、おかげでメインタンク他、全ての水タンクが満タンとなりました。
シーズン始めにあたり先ずは水の確保にホッとしています。
この大雨で薬師峠の雪解けがますます進み、残雪部分が薄くなってるかも知れません。
踏み込む前に踵やつま先で蹴り落としを試みて下さい。
いきなり踏み込むと抜けたりして、足を挫いたり、転んだりと、怪我をすることが有ります。
薬師峠のガラバの残雪上を歩く時は充分に注意をして慎重になりましょう。
ケルンのある薬師平はロケーションが良く、絶好の休憩場所です。周りの景色を楽しみ、疲れた身体をいっ時のあいだ休めて、最後の雪渓歩きに備えて下さい。
今は梅雨の時期です。雨に降られる登山になっても不思議じゃ有りません。
でも、止まない雨は有りません。そして止んだ時の山の景色は特に綺麗です。
危険で無い限り、いろんな季節の登山を楽しみ、その時その時の山の景色に出会ってみてはいかがでしょうか👀☝️
アイゼン無しで登り切りました。
ここ、ここ、ここがいいのよ😊
あと30〜40分。ガンバ!
良い事有りました。雷鳥が目の前で砂浴び。
今年の春は、ステイホーム型、外出自粛生活のおかげで、我が家の庭の手入れが、時間を気にする事無く、じっくり思い通りに出来ました。
例年だったら6月の山開きの準備や、小屋への上山、下山等で庭仕事は中途半端になるし、育てている薔薇の開花を愛でるタイミングも見逃さざるを得ませんでした。
にっくきコロナでは有りますが、唯一の”おかげ”を考えると、ステイホームならではの「めいいっぱいガーデニングエンジョイ」かな・・?って思わないでも無い。
おまけに、ヘビを見つけました。ヘビを見ると縁起が良いと夫と息子が言いました。ホントかな👀
夏日の暑い日に、日陰を求め、薔薇の根元にじっと横たわっていました。
ヘビなんか、ここ何年も見た事なかったのでビックリした私ですが、ヘビの方も、遠慮がちに私の方をじっと見ているようでした。
ヘビの目は意外と可愛いくて、優しい瞳にさえ思えました。不気味な体で殆どの人から嫌われる生き物ですが、暑い日中を安全に快適に過ごせる場所探しをしてるのかと思うと何だか愛おしくなって来ました。
夕方の涼しい時間帯にアスファルトを横断して隣の畑に行くんですねきっと。
薬師如来像が先日薬師岳山頂の祠に安置されました。これで名実ともに薬師岳の山が開きました。
薬師如来の安全登山祈願、コロナ終息祈願。
そして、何年ぶりかのヘビとの御対面。
何かいい事が有るんじゃないかと、期待に胸が膨らみます。
世話をした甲斐が有りました。
今は花も終わり剪定も終わり、心置き無く小屋入りできます。
例年、*(株)富山地方鉄道さんが富山駅〜折立(登山口)間の直通季節バスを出していましたが、今季はコロナ対策の為に、運行中止となりました。
それにより、折立登山口への交通手段は、
① 電鉄富山駅から有峰口駅まで電車を利用し、そこから今度、バスに乗り継ぎ折立に向かう形となります。直通バスこそ有りませんが、有峰口から折立行きのバスは運行されます。
② 富山駅からタクシーを利用することも可能です。数人で割り勘と言う手も有ります。
※レンタカー利用の登山者もいらっしゃいました。
③ マイカーはもちろんOK
④ 徒歩で(林道歩きはちと辛いかな・・😂)
①〜④の方法で折立登山口まで行けます。
交通手段にまでコロナの影響が有るって、いい加減
腹立たしく成るのはワタクシだけかしら💢
*「富山地方鉄道」のHPで薬師岳方面の季節バス運行時刻表をご覧下さい。
暖冬で平地の積雪が殆ど無かったのに対して、山の上は例年通りと言うか、むしろ昨シーズンよりも多いみたいです。
先日、小屋開けに先駆けて、日帰りで息子が小屋の様子を見て来ました。
例年の如く、薬師峠はケルンの在る薬師平までベッタリの残雪だったそうです。
上りは、つま先で雪渓を蹴り上げ、ステップをきりながら踏ん張って歩けますが、下りが怖いですね。
残雪期は行きも帰りも安全&安心の為に軽アイゼンが必携となります。
薬師岳登山を7月初旬、中旬に計画の方は、是非軽アイゼンをお忘れなく。雪目対策には、サングラスも必携です。
又、たくさんの虫が顔の回りに群がって来ます。
虫除けネット帽や、防虫スプレー等も便利です。
コロナ対策でマヒしてる頭を、登山計画開始時点で、安全、安心登山対策に一度切り替えて見てはいかがでしょうか。
心配な事、分からない事、等等有りましたら、どうぞ電話などでお問い合わせ下さい。
「小さな親切、余計なお世話」って言われるかも。
薬師峠のキャンプ場からの急登
薬師平のケルン 正面に槍がドン❗️