昨日入山した折に、登山道で気付いた事を書きます。
折立~三角点、~太郎平小屋・・・・残雪無し
薬師峠~薬師平・・・上部に残雪有り。道はしっかりカットがして有り、安全に歩けるようにはなっています。雪はどんどん解けて行ってるので、層が薄くなり、穴が開き始めます。足元の雪の厚さに注意して下さい。アイゼン装着を強制するほどのものでは有りません。持ってたら安心・・ってとこです。
薬師平~山荘・・・薬師平のケルンは全面出ています。赤い布のポールを目印にして下さい。山荘直前の稜線までは残雪がべったりです。アイゼンは先程と同じく、強制するものでは有りません。心配な方は、軽アイゼンをお持ちになって下さい。
雪が解けて、ところ、どころ、花が咲いています。チングルマ、ハクサンイチゲ、コケモモ、水芭蕉 、タカネヤハズハハコ、キバナシャクナゲ、イワカガミ、ゴゼンタチバナ、タムシバ、などなど・・
花はこれからどんどん、咲き始めます。楽しみですね。
キバナシャクナゲと、真下に登山道と有峰湖
三角点から太郎平までの登山道脇には、チングルマがきれいに咲き乱れています。
薬師峠から薬師平までのルートは、本来の沢沿いに切り替わっております。
残雪が多かった少し前までは、薬師峠のキャンプ場からのルートは、管理棟の上を切り開き、上、下山に利用していましたが、今現在は、雪が解け始めた為、本来の沢を巻いての道筋に変わっています。
所どころ、雪が薄くなって、穴が開いています。硬さに注意して確実にステップを切り、歩いてください。アイゼンはまだ必要と思われます。朝晩冷え込んだ時は、雪が固く、滑りやすいです。
又、薬師平からの登りは、稜線手前まで、まだべったり雪です。
ガスで見晴しの効かない時は、赤布のポールと、赤布の枝を探して、目印にして下さい。
雪解けと共に、少しづつ高山植物が咲き始めています。
残雪の多い今年の夏山薬師岳。
薬師峠の雪切り作業と、薬師平への道しるべをしました。峠の雪切りは、偶然にも太郎小屋のスタッフの皆さんと合流しました。
薬師峠の残雪時のルートは、今回、キャンプ場の管理棟の上からステップ切りをしてあるそうです。
夏道の沢沿いルートはトラバースが危険な為、管理棟の上からの残雪ルートで直登して欲しいそうです。
登り、下りともにアイゼン装着をお勧めします。登りはつま先で、下りは、かかとでしっかり雪をとらえ、安全な登山をして下さい。
ポールに赤布
太郎班と薬師班、合流。 ついでに親睦会!
薬師平近くの、でかい雪の壁
薬師岳山荘近くの稜線を望む
太郎小屋の皆さん、そして薬師のスタッフの皆さん、お疲れ様でした。